2025年度の「国立美術館 コレクション・プラス 」が長野県立美術館でも始まりました。
地域におけるアートの鑑賞機会の充実を図り、全国の美術館活動の発展に資するため、各地の美術館のコレクションに国立美術館の所蔵作品を加えて構成するテーマ展示です。
展覧会名:
マルセル・デュシャン+松澤宥 -オブジェの誕生と消滅-
会期:
2025年8月2日(土)~10月7日(火)
会場:
長野県立美術館(長野県長野市箱清水1-4-4)
大量生産された既製品を本来の用途から切り離し、「オブジェ」の名のもとに芸術作品として提示したマルセル・デュシャンと、その考え方に触発されながらも、むしろ、「オブジェ」を消して概念自体を作品にしようとした長野県は諏訪出身の松澤宥。現代美術の展開に重要な影響力を及ぼした二人の作家を、京都国立近代美術館と長野県立美術館のそれぞれのコレクションによって比較します。
昨年の栃木県立美術館から始まった「コレクション・プラス」ですが、今年度は開催館を3つに増やしました。長野県立美術館での開催は、その第2弾です。今後は、北海道立釧路芸術館(2025年11月1日~12月14日)でも開催されます。