2025.02.28

【保存修復 講演会動画】「アナログ写真の発展と文化遺産としての写真の保存」

【保存修復 講演会動画】「アナログ写真の発展と文化遺産としての写真の保存」

2024年10月26日、国立アートリサーチセンターの主催により、京都国立近代美術館講堂にて講演会「アナログ写真の発展と文化遺産としての写真の保存」を開催しました。今回は国立アートリサーチセンターが関西で行う最初の講演会となり、一般の方々54名にご参加いただきました。

写真は個人が所有する思い出のアルバムから、資料、美術作品など、図書館、資料館、アーカイブ、博物館、図書館など多岐にわたる文化施設で大量に保管されています。しかし、写真は近代に発明されたため歴史は比較的浅く、繊細な物質と構造によって作られており、その適切な保存方法について大きな関心が寄せられています。

  • 写真1. 講師の白岩洋子氏
  • 写真2. 講師のゲノラ・フュリック氏

今回の講演会は、2つのご発表で構成しました。1つ目は、日本の写真保存修復専門家、白岩洋子氏による「進化する写真-その技法と表現を追う」で、日本における写真技法の発展についてお話しいただきました。2つ目は、フランスの写真保存修復専門家、ゲノラ・フュリック氏による「文化遺産としての写真の保存と維持管理」で、写真の技法と保存に関する基礎知識から実際に行った写真の保存事例まで理解しやすく説明していただきました。

※当講演会は、OKETA COLLECTIONのご支援、および公益財団法人文化財保護・芸術研究助成財団の助成を受けて開催しました。


鳥海秀実(国立アートリサーチセンター)

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