2024.03.28
【学びのプログラム/代替テキスト版】

所蔵品ガイド|東京国立近代美術館

【学びのプログラム/代替テキスト版】 | 所蔵品ガイド|東京国立近代美術館

解説
東京国立近代美術館のロゴ。

テロップ
「MOMATガイドスタッフによる所蔵品ガイド」

解説
東京国立近代美術館、2階の廊下。
天井から床まで一面ガラス張りの大きな窓から、明るい陽射しが差し込む。窓の外には広々としたテラスがあり、その奥に緑の木々が頭を出しているのが見える。
ガラス窓を挟んで、内側と外側に、同型の人物像が、向き合って配置されている。6人が作品のそばに集まる。

ジャケット姿のガイドスタッフ
「ちょっとお時間をとって、じっくり隅々まで見てみてください。」

解説
人物像は、鉄でつくられた人型をしている。裸で髪の毛はなく、目や鼻、口、耳は明確に表現されていない。
作品に参加者が近寄る。
後ろ手を組んで見上げたり、横からのぞき込むようにして角度を変えて見てみたり、一歩離れて二体を比べたり。それぞれ自由に観察している。

帽子をかぶった男性
「いわゆる肉体美と言うんですか 筋肉のそういう体形ではない。」

パーカーを着た男性
「鏡ですか? これは。」

解説
不思議そうな顔で、ガラスの向こうに立つ人物像に視線を向けている。

ガイドスタッフ
「本当にあるかどうか確かめに、外に出てみましょう。」


解説
全員が連れだってテラスの入口に向かう。建物周辺の環境音が聞こえてくる。
テラス側の人物像を囲む一同。

髪をひとつに結んだ女性
「自分にしか見えない自分。もう一人の自分。」

ショートヘアの女性
「過去の自分と現在の自分だったり、未来の自分だったり。そういったものと対峙しているっていうか。」

解説
窓ガラスを挟んで見つめ合う二体。

ガイドスタッフ
「タイトルがリフレクション。日本語では、《反映/思索》っていうふうにタイトルが付いています。」

テロップ
「アントニー・ゴームリー
《反映/思索》 Reflection
2001年」

パーカーを着た男性
「ふと鏡を見たときに、思ってもない自分が映ったような。何となく緊張感がある。」

解説
ショートヘアの女性が何度も頷く。

帽子をかぶった男性
「人生の、ひとつの憂いというか。そういうものの、リフレクション。」

解説
テラス側から見た映像。それぞれ作品を見つめ直したり、うなずいたり。全員の笑顔がこぼれている。

解説
東京国立近代美術館のロゴ。
独立行政法人国立美術館 国立アートリサーチセンターのロゴ。

テロップ
「映像制作協力:国立アートリサーチセンター」

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