解説
「ラーニング・チャンネル」のロゴ。
解説
屋外の音。
国立国際美術館。ステンレスパイプで形作られたウサギの耳にも、蝶々の羽にも見える巨大なオブジェが、地上部分にそびえ立っている。
美術館の外観を背景に、「みるプラス」のロゴ。みるはひらがなで、プラスの部分は、水色の生き物のようなものの両手が上下に伸び、頭は右手に、脚は左手に伸びてプラスの形になっている。
ロゴの下にテロップ「何を知りたい? 感じたい? 国立国際美術館の触察ツールをみんなでかんがえよう」
テロップ
「たてものツアーとツール試作版の検討
2023年9月9日(土) 、10日(日)」
解説
ピンク色のセーターを着た女性が話している。
テロップ
「講師/たてもの鑑賞サポートツール制作/監修 宮元三恵」
宮元
「最初やっぱりこのプロジェクトって、見える人 見えない人 見えにくい人が、建物を共通に理解するためのツールって何だろう?っていうところから始まったんですけど、もちろんその今回のワークショップっていうのは、建物を知るっていうことはもちろん大事なんですけど、共通に理解するっていうところの根本っていうのは、物を介することでコミュニケーションを得て、そこでそれぞれが気づきを得るっていうことも含まれるということに、参加してくださった人が、みなさんそこについて言及してくださったことが、やっぱり何よりの収穫だったなと思います。」
テロップ
「たてものツアーを通して、それぞれの感じ方のちがいを共有」
解説
ツアーの様子が次々と流れる。
吹き抜けスペースの壁に飾られた、640枚の陶の板からなる壁画。太い黒い線が縦横無尽に走り、時折、動植物にも見える形を生み出している。黒い線で囲まれた所々には、緑、赤、黄色、青が塗られ、目玉のような丸もたくさん描かれている。地下1階のデッキに、10名のツアー参加者とスタッフがいる。
地下2階。吹き抜けに飾られている絵画を見上げながら歩く。
バインダーを持った講師の宮元と数名のツアー参加者。
曲面状の壁。ツアー参加者たちが触りながら歩く。白杖を持った参加者もいる。
館内フロアの模型。A4ノートほどのサイズ。参加者たちが触りながら話している。
エスカレーターを降りる参加者。
館内の通路を歩いていく。
銀色のオブジェを触る。
宮元と、スタッフの前に参加者たち。何かを見上げている。
下から見た吹き抜けのデッキ。
テロップ
「それぞれの体験をもとに、ツール試作版について意見交換」
解説
国立国際美術館の外観の模型を囲んだ参加者たち。初老の男性が話している。
参加者
「建物の外側、現状がどうなっているか、ちゃんとわかっている人であれば、なんとなくそれの骨組みだというのがわかるんですけど、それすらも知らない人はまずはこれが何の模型か、たぶんぱっと見た時にわからないんじゃないかなって気はしますね。」
参加者
「あとはもうちょっとこの台。もう少し広げて…」
解説
模型の土台を指し示しながら話す。金色の針金でステンレスパイプのオブジェを再現した模型。
解説
白いプラスチックの模型が机に置いてある。その周りにツアー参加者たち。
参加者
「吹き抜けを表現するんやったら、子どもの小さいおままごとのドールハウスみたいな。」
宮元
「はい はい はい はい。」
解説
ツアー参加者たちが、木製の模型を触りながら口々に話している。
参加者
「これミロ貼ってくれたら。ミロがあるから。」
注釈
※ジョアン・ミロ 《無垢の笑い》 1969年
地下1階から地下2階の吹き抜けスペースの壁に展示されている
参加者
「ミロほしい。なんか番外編でミロほしい。」
参加者
「さわれない人にとっては…」
テロップ
「ツール試作版の改良検討中」
解説
ガラス張りの作業スペース。机がいくつも置かれている。床にはコンテナや段ボール箱。
宮元
「一番上に形で切り抜かれてパカって貼るって感じだよね。」
解説
机の上に、方眼紙のような細かなマス目が刻まれた木の板。手で指し示したり、なぞったりしながら話す。
テロップ
「たてもの鑑賞サポートツール制作アシスタント 御幸朋寿」
御幸
「思いのほか前回、こう(部屋を)全部取った状態でさわって組み立ててて、この美術館全体を 新しく発見したみたいな様子が見てとれたので、踏まえて作っていこうと思います。」
解説
横でうなずく宮元。
テロップ
「ツール検討会
2023年11月18日(土)」
テロップ
「9月9日、10日開催
プログラム参加者の有志メンバーが集結」
解説
机の上に、美術館の内観模型。木製の部品や仕切りで空間が再現されている。模型の周りに付箋が貼られている。
女性が2人やってくる。
参加者
「あーこれね。これけっこう好き。」
解説
花柄のワンピースの女性が、視覚障害のあるポニーテールの女性の手を取り、模型を触らせる。
そばに御幸と女性スタッフも立っている。ポニーテールの女性が前のめりになり模型を触っている。
御幸
「そこはレストランの外になります。」
解説
ポニーテールの女性が模型の別の箇所を触る。
御幸
「そこは中です。」
ポニーテールの女性
「なんでエレベーター丸いんですか?」
女性スタッフ
「さー。」
ワンピースの女性
「丸いエレベーターなんですか?」
御幸
「丸い、一応円筒形の…。」
女性スタッフ
「筒です。」
ワンピースの女性
「エレベーター丸いんですね。」
女性スタッフ
「エレベーター丸いんです。」
解説
美術館の断面の模型。地上1階、地下3階建ての構造。地下部分には木製のパーツが重ねられ、外観のオブジェは金色の針金で再現されている。視覚障害のある茶色い髪の女性が、模型を触りながら話す。
茶色い髪の女性
「床の板だけが1枚あればわかるのかな。」
宮元
「はい はい はい はい。」
参加者
「スケールが同じやったらあれの上にのせればいい。」
解説
初老の男性が指さす。
宮元
「そうですね、そういうことですね。」
解説
断面の模型を囲む参加者たち。
参加者
「もう半分、もう1個作ったら?」
解説
一同、大きな声で笑う。
解説
茶色い髪の女性と、ベレー帽の女性が座って語り合う。
茶髪の女性
「ワクワクのデバイスの1つというか。」
ベレー帽の女性
「なるほどね、なるほどね。ワクワク感を高めるためのツールってことか。」
解説
女性が3人座っている。黒いワンピースの女性、ポニーテールの女性、花柄のワンピースの女性。
黒いワンピースの女性
「1回目にあれ?って思ってたところが全部改善されてて、わかりやすくなってた。」
花柄のワンピースの女性
「今回の2回目の模型で、別に何も言わなくてもさわればわかる。」
テロップ
「ツール完成報告と活用検討会
2024年2月17日(土)」
解説
4種類の美術館の模型と、板状のマップが置かれている。
全体像を再現した白いプラスチックの模型。
地上部分のオブジェが金色の針金、地下部分が木でできた断面模型。
外観模型。
木製の部品で空間を再現した内観模型。仕切りやエスカレーターなどが、グレーと白で塗られている。
美術館の平面図を模した4枚のマップ。木製の板で、各階の様子に沿ってくり抜かれている箇所や凹凸のある箇所がある。
スタッフ
「それでは始めていきたいと思います。今日はみなさんお忙しいなかお集まりいただきありがとうございます。」
宮元
「ありがとうございます。」
スタッフ
「11月にお集まりいただいてからあっという間の数ヶ月だったなと思います。」
テロップ
「11月18日開催
ツール検討会
参加者が集結」
解説
空間を再現した内観模型を触る手元。板状のパーツをつけたり外したりする。
スタッフ
「ぜひご意見聞きたいと。」
参加者
「なんかちょっと色ついていたほうがいい。」
解説
インタビューに答える長髪の男性。
長髪の男性
「美術館で何か見たものをお互いに共有し合うというか。あれってこうだったよね、それってそうだよね、みたいな。そういうことを共有できたことがすごく楽しかった。」
解説
手を木製の断面模型の地下部分に差し込んでいる。
解説
白杖を持った女性が、内観模型を指でなぞる。横に初老の男性が立っている。
解説
インタビューに答える白杖を持った女性と、初老の男性。
白杖を持った女性
「一度その建物を知って、それから確認して、またそこを好きになって歩く、見る。そういうことで、その美術館自体に愛情を感じてしまってます。」
初老の男性
「そういう形で、美術館もみんながポッと行って、ワイワイガヤガヤ言えるような美術館。そう そう そう。なってくれたら、まあまあ。」
解説
インタビューと交互に、ツール検討会の風景が流れる。
白いプラスチックの模型。中年の女性が地下部分に指を入れ、ミニチュアの部品を触る。茶色い髪の女性が模型の外側を、両手で下から上に撫でるように触る。
椅子に座って話す参加者たち。
断面模型を見ている参加者たち。そばに御幸。女性の参加者が顎に手を当ててうなずく。
机に置かれた内観模型。茶色い髪の女性が吹き抜けの部分を指で辿る。周囲に立って覗き込む参加者たち。
白いプラスチックの模型。女性の手を取って上部を触らせている手元。
解説
インタビューに答えるポニーテールの女性と、黒い服の女性。
ポニーテールの女性
「一般の視覚障害のある方、で最後は視覚障害あってもなくても、あるいはいろんな障害が
あってもなくても楽しめるツール、イベントは何だろうとか、その時にツールはどんな役目を果たすかなというところまで話し合えて、未来につながったというか。」
黒い服の女性
「そうね。」
解説
断面の模型を触るポニーテールの女性。地上部分の断面に手を入れる。
宮元
「ワークショップをする中で…。」
解説
それぞれの模型を前に話す宮元。隣に立つ御幸。
解説
インタビューに答える宮元。
宮元
「そのツールを使って何かするということ、プログラムの話というよりは、そういったような今回のような(話し合いながら作る)場が、恒常的に起こる場所をどうやって作っていくかっていうことかなと思いました。」
解説
平面図を模した板が机に何セットも置いてある。4枚1組になるよう紐でくくられている。参加者たちがそれぞれに手に取り、指でなぞる。
解説
ベレー帽の女性、スタッフの女性、長髪の男性。板を手に笑顔で話している。
解説
インタビューに答える宮元。
宮元
「次の展開としては、この模型で単純にわかって終わりではなくて、わかったことを自分の表現として作ってみるような活動とセットで何か提案していけると、より今回のことが次につながっていくんじゃないかなと感じています。」
テロップ
「たてもの鑑賞サポートツール」
解説
登場した模型やマップの画像と、それぞれの名称と説明文が表示される。
解説
仕切りなどがグレーと白で塗られた、木製の内観模型。
テロップ
地下1階組み立て式模型(着脱可能なパーツによる空間の再現)
解説
地上部分のオブジェが金色の針金、地下部分が木でできた美術館の断面模型。
テロップ
断面模型(1階から地下3階に続く吹き抜け空間を再現)
解説
外観模型。
テロップ
外観模型(外観部分を簡易に再現)
解説
白いプラスチックの模型。
テロップ
全体模型(建物全体の空間構成の再現)
解説
各階の様子に沿ってくり抜かれている箇所や、凹凸のある箇所のある4枚の板。
テロップ
さわれるマップ(持ち歩きやすさを重視した各階のマップ)
解説
屋外の音。
国立国際美術館の外観を背景にクレジットが表示される。
「国立国際美術館
みる+(プラス)
何を知りたい?感じたい?
国立国際美術館の触察ツールをみんなでかんがえよう」
講師/たてもの鑑賞サポートツール制作/監修 宮元三恵
たてもの鑑賞サポートツール制作アシスタント 御幸朋寿
企画・運営 国立国際美術館
注釈
2024 © The National Museum of Art, Osaka, All rights reserved.
© Successió Miró / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2024 E5543
解説
国立国際美術館のロゴ。
独立行政法人国立美術館 国立アートリサーチセンターのロゴ。
テロップ
「映像制作:FLYING IMAGES, margarine graphics」
「映像制作協力:国立アートリサーチセンター」
「ラーニング・チャンネル」のロゴ。
解説
屋外の音。
国立国際美術館。ステンレスパイプで形作られたウサギの耳にも、蝶々の羽にも見える巨大なオブジェが、地上部分にそびえ立っている。
美術館の外観を背景に、「みるプラス」のロゴ。みるはひらがなで、プラスの部分は、水色の生き物のようなものの両手が上下に伸び、頭は右手に、脚は左手に伸びてプラスの形になっている。
ロゴの下にテロップ「何を知りたい? 感じたい? 国立国際美術館の触察ツールをみんなでかんがえよう」
テロップ
「たてものツアーとツール試作版の検討
2023年9月9日(土) 、10日(日)」
解説
ピンク色のセーターを着た女性が話している。
テロップ
「講師/たてもの鑑賞サポートツール制作/監修 宮元三恵」
宮元
「最初やっぱりこのプロジェクトって、見える人 見えない人 見えにくい人が、建物を共通に理解するためのツールって何だろう?っていうところから始まったんですけど、もちろんその今回のワークショップっていうのは、建物を知るっていうことはもちろん大事なんですけど、共通に理解するっていうところの根本っていうのは、物を介することでコミュニケーションを得て、そこでそれぞれが気づきを得るっていうことも含まれるということに、参加してくださった人が、みなさんそこについて言及してくださったことが、やっぱり何よりの収穫だったなと思います。」
テロップ
「たてものツアーを通して、それぞれの感じ方のちがいを共有」
解説
ツアーの様子が次々と流れる。
吹き抜けスペースの壁に飾られた、640枚の陶の板からなる壁画。太い黒い線が縦横無尽に走り、時折、動植物にも見える形を生み出している。黒い線で囲まれた所々には、緑、赤、黄色、青が塗られ、目玉のような丸もたくさん描かれている。地下1階のデッキに、10名のツアー参加者とスタッフがいる。
地下2階。吹き抜けに飾られている絵画を見上げながら歩く。
バインダーを持った講師の宮元と数名のツアー参加者。
曲面状の壁。ツアー参加者たちが触りながら歩く。白杖を持った参加者もいる。
館内フロアの模型。A4ノートほどのサイズ。参加者たちが触りながら話している。
エスカレーターを降りる参加者。
館内の通路を歩いていく。
銀色のオブジェを触る。
宮元と、スタッフの前に参加者たち。何かを見上げている。
下から見た吹き抜けのデッキ。
テロップ
「それぞれの体験をもとに、ツール試作版について意見交換」
解説
国立国際美術館の外観の模型を囲んだ参加者たち。初老の男性が話している。
参加者
「建物の外側、現状がどうなっているか、ちゃんとわかっている人であれば、なんとなくそれの骨組みだというのがわかるんですけど、それすらも知らない人はまずはこれが何の模型か、たぶんぱっと見た時にわからないんじゃないかなって気はしますね。」
参加者
「あとはもうちょっとこの台。もう少し広げて…」
解説
模型の土台を指し示しながら話す。金色の針金でステンレスパイプのオブジェを再現した模型。
解説
白いプラスチックの模型が机に置いてある。その周りにツアー参加者たち。
参加者
「吹き抜けを表現するんやったら、子どもの小さいおままごとのドールハウスみたいな。」
宮元
「はい はい はい はい。」
解説
ツアー参加者たちが、木製の模型を触りながら口々に話している。
参加者
「これミロ貼ってくれたら。ミロがあるから。」
注釈
※ジョアン・ミロ 《無垢の笑い》 1969年
地下1階から地下2階の吹き抜けスペースの壁に展示されている
参加者
「ミロほしい。なんか番外編でミロほしい。」
参加者
「さわれない人にとっては…」
テロップ
「ツール試作版の改良検討中」
解説
ガラス張りの作業スペース。机がいくつも置かれている。床にはコンテナや段ボール箱。
宮元
「一番上に形で切り抜かれてパカって貼るって感じだよね。」
解説
机の上に、方眼紙のような細かなマス目が刻まれた木の板。手で指し示したり、なぞったりしながら話す。
テロップ
「たてもの鑑賞サポートツール制作アシスタント 御幸朋寿」
御幸
「思いのほか前回、こう(部屋を)全部取った状態でさわって組み立ててて、この美術館全体を 新しく発見したみたいな様子が見てとれたので、踏まえて作っていこうと思います。」
解説
横でうなずく宮元。
テロップ
「ツール検討会
2023年11月18日(土)」
テロップ
「9月9日、10日開催
プログラム参加者の有志メンバーが集結」
解説
机の上に、美術館の内観模型。木製の部品や仕切りで空間が再現されている。模型の周りに付箋が貼られている。
女性が2人やってくる。
参加者
「あーこれね。これけっこう好き。」
解説
花柄のワンピースの女性が、視覚障害のあるポニーテールの女性の手を取り、模型を触らせる。
そばに御幸と女性スタッフも立っている。ポニーテールの女性が前のめりになり模型を触っている。
御幸
「そこはレストランの外になります。」
解説
ポニーテールの女性が模型の別の箇所を触る。
御幸
「そこは中です。」
ポニーテールの女性
「なんでエレベーター丸いんですか?」
女性スタッフ
「さー。」
ワンピースの女性
「丸いエレベーターなんですか?」
御幸
「丸い、一応円筒形の…。」
女性スタッフ
「筒です。」
ワンピースの女性
「エレベーター丸いんですね。」
女性スタッフ
「エレベーター丸いんです。」
解説
美術館の断面の模型。地上1階、地下3階建ての構造。地下部分には木製のパーツが重ねられ、外観のオブジェは金色の針金で再現されている。視覚障害のある茶色い髪の女性が、模型を触りながら話す。
茶色い髪の女性
「床の板だけが1枚あればわかるのかな。」
宮元
「はい はい はい はい。」
参加者
「スケールが同じやったらあれの上にのせればいい。」
解説
初老の男性が指さす。
宮元
「そうですね、そういうことですね。」
解説
断面の模型を囲む参加者たち。
参加者
「もう半分、もう1個作ったら?」
解説
一同、大きな声で笑う。
解説
茶色い髪の女性と、ベレー帽の女性が座って語り合う。
茶髪の女性
「ワクワクのデバイスの1つというか。」
ベレー帽の女性
「なるほどね、なるほどね。ワクワク感を高めるためのツールってことか。」
解説
女性が3人座っている。黒いワンピースの女性、ポニーテールの女性、花柄のワンピースの女性。
黒いワンピースの女性
「1回目にあれ?って思ってたところが全部改善されてて、わかりやすくなってた。」
花柄のワンピースの女性
「今回の2回目の模型で、別に何も言わなくてもさわればわかる。」
テロップ
「ツール完成報告と活用検討会
2024年2月17日(土)」
解説
4種類の美術館の模型と、板状のマップが置かれている。
全体像を再現した白いプラスチックの模型。
地上部分のオブジェが金色の針金、地下部分が木でできた断面模型。
外観模型。
木製の部品で空間を再現した内観模型。仕切りやエスカレーターなどが、グレーと白で塗られている。
美術館の平面図を模した4枚のマップ。木製の板で、各階の様子に沿ってくり抜かれている箇所や凹凸のある箇所がある。
スタッフ
「それでは始めていきたいと思います。今日はみなさんお忙しいなかお集まりいただきありがとうございます。」
宮元
「ありがとうございます。」
スタッフ
「11月にお集まりいただいてからあっという間の数ヶ月だったなと思います。」
テロップ
「11月18日開催
ツール検討会
参加者が集結」
解説
空間を再現した内観模型を触る手元。板状のパーツをつけたり外したりする。
スタッフ
「ぜひご意見聞きたいと。」
参加者
「なんかちょっと色ついていたほうがいい。」
解説
インタビューに答える長髪の男性。
長髪の男性
「美術館で何か見たものをお互いに共有し合うというか。あれってこうだったよね、それってそうだよね、みたいな。そういうことを共有できたことがすごく楽しかった。」
解説
手を木製の断面模型の地下部分に差し込んでいる。
解説
白杖を持った女性が、内観模型を指でなぞる。横に初老の男性が立っている。
解説
インタビューに答える白杖を持った女性と、初老の男性。
白杖を持った女性
「一度その建物を知って、それから確認して、またそこを好きになって歩く、見る。そういうことで、その美術館自体に愛情を感じてしまってます。」
初老の男性
「そういう形で、美術館もみんながポッと行って、ワイワイガヤガヤ言えるような美術館。そう そう そう。なってくれたら、まあまあ。」
解説
インタビューと交互に、ツール検討会の風景が流れる。
白いプラスチックの模型。中年の女性が地下部分に指を入れ、ミニチュアの部品を触る。茶色い髪の女性が模型の外側を、両手で下から上に撫でるように触る。
椅子に座って話す参加者たち。
断面模型を見ている参加者たち。そばに御幸。女性の参加者が顎に手を当ててうなずく。
机に置かれた内観模型。茶色い髪の女性が吹き抜けの部分を指で辿る。周囲に立って覗き込む参加者たち。
白いプラスチックの模型。女性の手を取って上部を触らせている手元。
解説
インタビューに答えるポニーテールの女性と、黒い服の女性。
ポニーテールの女性
「一般の視覚障害のある方、で最後は視覚障害あってもなくても、あるいはいろんな障害が
あってもなくても楽しめるツール、イベントは何だろうとか、その時にツールはどんな役目を果たすかなというところまで話し合えて、未来につながったというか。」
黒い服の女性
「そうね。」
解説
断面の模型を触るポニーテールの女性。地上部分の断面に手を入れる。
宮元
「ワークショップをする中で…。」
解説
それぞれの模型を前に話す宮元。隣に立つ御幸。
解説
インタビューに答える宮元。
宮元
「そのツールを使って何かするということ、プログラムの話というよりは、そういったような今回のような(話し合いながら作る)場が、恒常的に起こる場所をどうやって作っていくかっていうことかなと思いました。」
解説
平面図を模した板が机に何セットも置いてある。4枚1組になるよう紐でくくられている。参加者たちがそれぞれに手に取り、指でなぞる。
解説
ベレー帽の女性、スタッフの女性、長髪の男性。板を手に笑顔で話している。
解説
インタビューに答える宮元。
宮元
「次の展開としては、この模型で単純にわかって終わりではなくて、わかったことを自分の表現として作ってみるような活動とセットで何か提案していけると、より今回のことが次につながっていくんじゃないかなと感じています。」
テロップ
「たてもの鑑賞サポートツール」
解説
登場した模型やマップの画像と、それぞれの名称と説明文が表示される。
解説
仕切りなどがグレーと白で塗られた、木製の内観模型。
テロップ
地下1階組み立て式模型(着脱可能なパーツによる空間の再現)
解説
地上部分のオブジェが金色の針金、地下部分が木でできた美術館の断面模型。
テロップ
断面模型(1階から地下3階に続く吹き抜け空間を再現)
解説
外観模型。
テロップ
外観模型(外観部分を簡易に再現)
解説
白いプラスチックの模型。
テロップ
全体模型(建物全体の空間構成の再現)
解説
各階の様子に沿ってくり抜かれている箇所や、凹凸のある箇所のある4枚の板。
テロップ
さわれるマップ(持ち歩きやすさを重視した各階のマップ)
解説
屋外の音。
国立国際美術館の外観を背景にクレジットが表示される。
「国立国際美術館
みる+(プラス)
何を知りたい?感じたい?
国立国際美術館の触察ツールをみんなでかんがえよう」
講師/たてもの鑑賞サポートツール制作/監修 宮元三恵
たてもの鑑賞サポートツール制作アシスタント 御幸朋寿
企画・運営 国立国際美術館
注釈
2024 © The National Museum of Art, Osaka, All rights reserved.
© Successió Miró / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2024 E5543
解説
国立国際美術館のロゴ。
独立行政法人国立美術館 国立アートリサーチセンターのロゴ。
テロップ
「映像制作:FLYING IMAGES, margarine graphics」
「映像制作協力:国立アートリサーチセンター」