申請受付中
2025.12.12 - 2026.01.31

2026年度「NCAR × AWARE 女性アーティストリサーチフェローシップ」募集

NCARは、フランスの非営利団体(2026年1月以降は同国ジョルジュ・ポンピドゥー国立芸術文化センター(Centre Pompidou)の一部門として運営)で、女性アーティストの功績を可視化し美術史をよりジェンダー平等な視点から再構築することを目的として活動しているAWARE(Archives of Women Artists, Research and Exhibitions)と連携し、日本における女性アーティスト研究を推進するための「NCAR × AWARE 女性アーティストリサーチフェローシップ」を開始します。

1.事業の趣旨

本フェローシップは、日本に居住または滞在する研究者またはキュレーター等が行う、日本に所縁を有する女性アーティストに関する研究を支援し、当該研究を推進することを通じて、日本の女性アーティストに関する研究の充実を図り、その国際的基盤を強化することを目的としています。

2. 支援対象研究

日本に所縁を有する女性アーティストに関する研究を支援対象とします。
「日本に所縁を有する女性アーティスト」とは、視覚芸術の分野で活躍する女性(自己の性別についての認識が女性、または自己の性別についての認識が男女という二元的な枠組みに限定されないノンバイナリーである者をいう。)のアーティストであって、以下に該当する者を指します。
(1) 日本国籍を有する者
(2) 日本に居住したことがある者 
(3) 親族に日本国籍を有する者がいる者 
(4) その他、日本と特別な関係を有する者 

3.研究の体制

(1) 個人研究又は共同研究のいずれかとします。
(2) 共同研究については、研究計画全体について責任を持つことができる代表研究者を定めてください。

4.応募資格

(1) 女性アーティストの研究に関し一定の実績を有する研究者、キュレーターまたは当該分野における実務経験を有する者
(2) 研究期間中、原則として日本国内に居住もしくは滞在している者(国籍、永住資格の有無は問わない)
(3) 勤務場所を離れて研究に従事する場合、所属機関長の承認が得られること
(4) 研究を行う施設等から受入れる旨の保証が得られること

5.支援予定件数、支援額及び支援期間

(1) 支援予定件数 :2件程度
(2) 支援額: 1件あたり約850,000円(5,000ユーロ相当額)
(3) 支援期間:2026年年4月1日から2027年3月31日(原則として延長は認めません)

6.応募手続

(1) 応募方法
募集要項を確認の上、申請フォームより申請してください (郵送、持参不可)。
加えて、次の①~③全ての書類をこちらよりお送りください。
① 主要な研究実績の写し(PDF)
過去の研究実績を示す補足資料として、最近5年以内に学会誌または専門誌に発表した主要な論文等(A4サイズ20枚以内、言語は日本語または英語。その他の言語の場合は英訳を添付してください)の写し(PDF)を最大5点までお送りください。共同研究の場合は、共同研究者の研究実績も併せてお送りください。
※ファイル名には申請者の氏名及び書類の通し番号をご明記ください。
② 代表研究者(及び共同研究者)の略歴(様式1)
③ 申請する支援金の内訳(様式2)
様式1、様式2は以下よりダウンロードしご記入ください。
※申請は、1申請者につき1件とします。

2026年度「NCAR × AWARE 女性アーティストリサーチフェローシップ」 募集要項

(2) 応募受付期間
2025年12月12日(金)~2026年1月31日(土)
※センターが書類の受領を確認してから3稼働日以内に「申請書受領確認メール」をお送りしますので、必ずご確認ください。受付完了メールが届かない場合は当センターまでお問い合わせください。

(3) 審査結果の通知
2026年3月中旬までに各応募者に電子メールにて通知致します。 審査内容に関する個別のお問い合わせにはお答えできません。

7.選考方法

本事業の選考はセンターが設置する選考委員会において、以下の点から総合的に判断し、国立アートリサーチセンター長が採否を決定します。なお、選考委員が関係する支援対象研究については、当該委員は選考に関わらないものとします。

(1) 申請者の研究遂行能力
・支援対象研究を遂行するに足る実績があるか
・支援対象研究を遂行する準備ができているか(研究対象や資料へのアクセス状況など)
・支援対象研究内容に対し、計上された経費が妥当であるか
(2) 支援対象研究の内容について
・支援対象研究のテーマが明確か
・支援対象研究の内容に新規性やこれまで可視化されることのなかった女性アーティストの活動への着目があるか
・支援対象研究に社会的な意義があるか
・支援対象研究に発展性や将来性があるか

問い合わせ先

独立行政法人国立美術館 国立アートリサーチセンター 国際発信・連携グループ
e-mail: fellowship@artmuseums.go.jp


主催:国立アートリサーチセンター、AWARE: Archives of Women Artists, Research and Exhibitions
協賛:キャシー松井、 フランスにおける日本人アーティスト滞在プログラム「メゾン・コチミ」との連携におけるペル・アルドゥア・アド・アストラ基金

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