国立新美術館では、「アートをめぐる場の設計」と題した連続講座を開催します。今回は第1回、鷲田めるろ氏(十和田市現代美術館館長/東京藝術大学准教授)を講師に迎え、「地域と美術館のかかわりを考える」をテーマに、現場で見えてきた課題を共有し、語り合います。
本プログラムには、耳の聞こえない方も参加できるように、希望する方には文字支援や手話通訳が付きます。事前に専用の「参加申込フォーム」に希望を伝えたうえでご参加ください。下記概要もあわせてご確認ください。
開催概要
日時 |
2023年12月10日(日)15:00〜16:30(14:30開場) |
会場 |
国立新美術館 3階 講堂 (東京都港区六本木7-22-2) |
対象 |
どなたでも(一般) 特に現代美術に関する学術分野(博物館学・美術史学・ミュージアムスタディーズ・空間設計など)に関心のある方、アートマネジメントに関心のある方、アーティスト、公立文化施設について深く考えたい方など |
定員 |
60名 |
参加費 |
無料 |
参加方法 |
参加申込フォームから事前に申し込む ※申込者多数の場合は抽選となります。 |
申込締切 |
2023年12月4日(月) |
手話通訳 |
あり ※希望する場合は、参加申込フォームの「8.備考」欄に記入します。 |
文字支援(UDトーク) |
あり |
講師
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撮影:小山田邦哉
講師:鷲田めるろ(わしだ めるろ)氏
十和田市現代美術館館長/東京藝術大学准教授
1973年京都市生まれ、十和田市在住。東京大学大学院修士(文学)修了。金沢21世紀美術館キュレーター(1999年から2018年)を経て現職。第57回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館キュレーター(2017年)。あいちトリエンナーレ2019キュレーター。著書に『キュレーターズノート二〇〇七ー二〇二〇』(美学出版)。主な論文に「鶴来現代美術祭における地域と伝統」『金沢21世紀美術館研究紀要アール』6号。
国立新美術館ホームページよりー
地域と美術館の関係は大きく2つに分けられる。一つは、美術館と地域の人たちとの文化を通じた直接的な関わり。もう一つは、地域外の人たちが美術館を訪れることで生まれる地域への経済的な影響。後者に関しては、金沢21世紀美術館が構想された2000年頃から、まちづくりや商店街の再活性化などに対して美術館が果たす役割が、さらに十和田市現代美術館が開館した2010年頃からは海外を含む観光客を地域に惹きつけるための拠点としての役割が注目されるようになった。
変化する状況を背景に美術館はどのように地域と関係すべきか。
金沢21世紀美術館や十和田市現代美術館を例に、現場で見えてきた課題を共有し、論点を整理する。(鷲田めるろ)
- プログラム終了後、アーカイブ配信を行います。
- 本イベントの記録写真や記録動画について、活動報告や広報の目的で公開する場合があります。あらかじめご了承ください。