【デジタルコンテンツ制作支援事業報告】「国立西洋美術館 内藤コレクション—記譜写本を歌う」における動画制作支援事業
小池 秀樹(国立アートリサーチセンター デジタルクリエイティブ担当 特定研究員)
2025年度デジタルクリエイティブ事業 「国立西洋美術館 内藤コレクション—記譜写本を歌う」における動画制作支援事業について
本件動画コンテンツは、同展覧会の会期中に行われた、中世西洋音楽やグレゴリオ聖歌の歌唱法を研究する音楽家によるトーク・コンサートの好評を受けて、同館が企画したものです。NCARは、同館から動画コンテンツ制作協力の依頼を受け、撮影・編集・音響・タイトルデザイン・マスタリング等、映像制作の全工程を担当しました。
NCARデジタルクリエイティブ事業では、国立美術館各館へのデジタルコンテンツ制作支援と並行して、美術館におけるデジタルコンテンツの研究開発を行っており、3DCG・VR・高画質映像の開発をベースに、AI技術等の新興技術の利活用を推進しています。本件動画コンテンツでは、没入型音響(イマーシブオーディオ)の核として新興技術のトレンドとなっている、バイノーラル録音による3D音響を実装することで、デジタルコンテンツのグレードアップを目指しました。
2025年4月14日の公開以来、多くの方々にご視聴いただいております。下記のサイトから動画をご覧いただけます。
「国立西洋美術館 内藤コレクション—記譜写本を歌う|ACT1」
https://youtu.be/9z2MUmnCrPw
「国立西洋美術館 内藤コレクション—記譜写本を歌う|ACT2」
https://youtu.be/E1_iPSwA3Ns
「国立西洋美術館 内藤コレクション—記譜写本を歌う|ACT3」
https://youtu.be/2hDuyxdEbs4
本件動画コンテンツは、通常の再生環境でもお楽しみいただけますが、 ステレオヘッドホンやイヤホンをご使用いただくことで、 音の立体感をより効果的にご体感いただけます。3D音響は、なごみ研究所の桑原和男氏にご協力いただき、実装が実現しました。今後の新興技術に関連した事業に伴走していただく予定です。
デジタルクリエイティブ事業について
NCARでは、デジタル技術を用いた鑑賞体験をテーマに、国立美術館各館におけるデジタルコンテンツ制作支援を推進しています。また、これらと並行して、美術館におけるデジタルコンテンツの需要調査や、新興技術を利活用した新たなデジタルコンテンツの研究開発を進めています。これまでの活動については、下記のサイトをご覧ください。
デジタル技術を用いた鑑賞体験の実現|「プレイバック「抽象と幻想」展 (1953–1954)」(東京国立近代美術館)
https://ncar.artmuseums.go.jp/reports/collections/post2023-16.html
東京国立近代美術館における高精細動画制作
4K映像 横山大観《生々流転》1923年(重要文化財)
https://www.momat.go.jp/magazine/155
4K映像 池田輝方 池田蕉園 《素描帳》全頁紹介|Close Look
https://www.momat.go.jp/magazine/175
東京国立近代美術館YouTube公式チャンネルにおける動画デジタイズ協力
アーティスト・トーク Artist Talks 2005-2011
https://www.youtube.com/playlist?list=PLB9Kbit3hipezmOU8I5yB0-Q7krwnaDCV
デジタルクリエイティブ事業報告|国立西洋美術館「みんなの3Dロダン図鑑」における動画制作支援事業
https://ncar.artmuseums.go.jp/reports/collections/post2026-3081.html
NCARにおけるデジタルコンテンツ制作
NCAR YouTube公式チャンネルにおけるArtist Talk動画制作
https://youtube.com/playlist?list=PLB4QqFjkOsQ-h_bmjBV24bEBYoJSMFchv&si=vFBQgRyI2tFBf2Ul
NCAR YouTube公式チャンネルにおける保存修復講演会動画制作
https://youtube.com/playlist?list=PLB4QqFjkOsQ9_UG4Q9AKfHboAkxOIMgeK&si=E5TcrCFidoFDm6Ym
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