2024.06.18

国際展ディレクター・キュレーター等招聘事業 「ハリー・エアーズ氏(第14回上海ビエンナーレ・キュレーター)によるリサーチ滞在とその成果」

国際展ディレクター・キュレーター等招聘事業 「ハリー・エアーズ氏(第14回上海ビエンナーレ・キュレーター)によるリサーチ滞在とその成果」

"Cosmos Cinema: The 14th Shanghai Biennale," © Power Station of Art

概要

国立アートリサーチセンター(NCAR)は、「国際展ディレクター・キュレーター等招聘事業」の一環として、第14回上海ビエンナーレのキュレーター、ハリー・エアーズ氏を招聘しました。エアーズ氏は2023年7月26日から8月4日の日本滞在中に、本ビエンナーレに出展を検討しているアーティストのスタジオ訪問や関連する研究者とのミーティングを複数回行い、そのリサーチの成果として、2023年11月9日から2024年3月31日まで開催された本ビエンナーレには、日本のアーティストが4名(河口龍夫、笹岡由梨子、Ken Niibori (Nibo)、牧野貴)出展しました。
(アーティストのインタビュー動画「【Artist Talk #1】 河口龍夫」 「【Artist Talk #3】 笹岡由梨子」 もご覧ください。)

また、上海ビエンナーレの出展にとどまらず、エアーズ氏の所属する米国ニューヨーク市のアート批評のプラットフォーム、e-fluxでは2024年4月に沖縄出身の日本のアーティストによる映像作品上映会が開催されるなど、リサーチ滞在中の交流がさまざまな形で結実し始めています。

NCARでは今後も世界の国際展のディレクター・キュレーターを招聘し、日本のアートシーンのリサーチを行ってもらうことで、日本のアーティストの国際発信に寄与し、またさまざまなネットワーキングの機会の創出を目指していきます。

ハリー・エアーズ氏によるリサーチ滞在報告書はこちら
滞在スケジュール
1日目 東京着、都内泊
2日目 Nibo氏出展に関しNCARでミーティング後、大阪に移動
3日目 滋賀で笹岡由梨子氏のスタジオ訪問
4日目 大阪滞在、美術館等訪問
5日目 名古屋滞在、研究者とのミーティング
6日目 東京滞在、横浜のBankART1929にてミーティング(牧野貴氏)
7日目 大学で研究者とのミーティング後、港区のYOKOTA TOKYOにてミーティング(河口龍夫氏作品)
8日目 東京滞在、ギャラリー及び美術館訪問
9日目 東京滞在、アーティストとのネットワーキング

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