国立アートリサーチセンター(NCAR)は10月8日に六本木の国立新美術館の講堂にて「共創フォーラムVol.1 Art, Health & Wellbeingミュージアムで幸せになる。英国編」を、東京藝術大学、ブリティッシュ・カウンシルと共に開催しました。
共創フォーラム 開催のお知らせ(国立アートリサーチセンターウェブサイト)
当センターが発足して初めてのフォーラムには、予想を超えて世界約25の国・地域から申し込みがあり、当日は会場とオンラインのライブ配信で約800人の方々が参加。テーマがアートと健康・ウェルビーイングであることから、アート、福祉、教育、医療とさまざまな関心層からご参加いただきました。
4名のイギリスの美術館・博物館のディレクター、キュレーター、専門家が、コレクションや美術館の空間などミュージアムの持つリソースを活かして地域の福祉・医療分野と連携する事例を発表し、日本側は東京都美術館の学芸員から地域の病院や市民との連携事例が報告されました。
ミュージアムと健康・ウェルビーイングの関わりについて、各登壇者の先進的な取り組みやエネルギッシュなスピーチは力強く示唆的であり、この分野へのさらなる関心へとつながるものでした。
本フォーラムのアーカイブ動画(日・英)は2024年1月頃に公開する予定で準備を進めています。こちらのウェブサイトにてまたお知らせしますので、もうしばらくお待ちください。
稲庭彩和子(国立アートリサーチセンター)
メディア掲載
・「美術館とウェルビーイング 社会つなぐ「処方箋」に 東京でシンポ」
https://mainichi.jp/articles/20231030/dde/012/040/004000c
(毎日新聞 2023年10月30日 東京夕刊 最終閲覧日:2023年11月10日)