国立アートリサーチセンターは、日本における新たなアート振興の拠点として「アートをつなげる、深める、拡げる」をミッションに掲げています。専門家の国際的なネットワークを構築し、日本のアートを世界と繋げることはその主要な活動のひとつです。2023年のセンター発足にともない、2018年から2022年まで実施された「文化庁現代アートワークショップ」にて培われたネットワークを拡げ、今年度より「NCAR国際シンポジウム」を開催します。
センターの活動は専門領域の調査研究(リサーチ)に留まらず、日本の美術館活動全体の充実に寄与することを目指していますが、「アートを深める」ためのリサーチやその機能の拡充は美術館にとって不可欠です。世界各地の美術館ではライブラリーやアーカイブを一般公開、あるいはリサーチセンターを併設している館もあります。また大学機関に所属するリサーチセンター、アートアーカイブセンターなどの事例もあります。
「NCAR国際シンポジウム2023」では、世界のアートリサーチを支える多様な拠点の活動事例を紹介し、各機関の特徴やユニークな取り組みを紹介します。また、各機関が直面する課題を共有し、財源や人材獲得の方法についても触れながら、持続的な運営に向けた展望を議論します。さらに、リサーチ資源をどのように公開し、それを国際的にどのように広く活用するかについても掘り下げます。
開催概要
日時 |
令和6(2024)年3 月22 日(金) 17:30~20:00(17:15 開場) |
主催 |
独立行政法人国立美術館 国立アートリサーチセンター |
会場 |
国立新美術館 3階 講堂(東京都港区六本木7-22-2) |
定員 |
150名 |
参加費 |
無料(要事前申込、先着順) 日・英同時通訳、日本手話通訳、日本語文字支援(UD トーク)あり ※本シンポジウムは、同時配信はありません。 後日アーカイブをウェブサイトに掲載予定です。 |
アクセス |
国立新美術館ウェブサイト (https://www.nact.jp/information/access/) をご参照ください。 |
聴講をご希望される方は、以下応募フォームよりお申し込みください(申込締切:2024年3月20日(水)14:00)。※定員に達した場合は早めに締め切らせていただきます。何卒ご了承ください。
パネリスト(アルファベット順)
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オズゲ・エルソイ
アジア・アート・アーカイブ シニア・キュレーター
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川口雅子
国立アートリサーチセンター 情報資源グループリーダー
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©Lee Yong Seo
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カラ・オリッジ
ゲッティ・リサーチ・インスティテュート アソシエイト・ディレクター
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©Timothy Greenfield-Sanders
マリ・カルメン・ラミレス
ヒューストン美術館 キュレーター
モデレーター
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©Ito Akinori