アートカードワークショップ / 鑑賞教育の活動紹介

アートカードワークショップ

アートカードは美術作品の写真をカードにしたもので、近年、鑑賞教育教材としての利用が進んでいます。独立行政法人国立美術館では、2008年と2011年に「国立美術館アートカードセット」を制作し、学校への貸し出しや販売を行っています。研修2日目の昼休みには、このアートカードセットを使って、インターンによるワークショップを行いました。

日程:
7月31日(火) 12:00~12:50
会場:
東京国立近代美術館 
目的:
代表的な3通りのゲームを紹介し、アートカードの活用方法を知る。
方法:
美術館インターンは、展示室内の与えられたスペースにアートカードを用意して待つ。
その他の受講者は、興味のあるスペースを自由に回りながら、実際にアートカードを使ったゲームを通して、アートカードの活用事例を知る。

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鑑賞教育の活動紹介

美術館の教育普及活動は、その特徴を活かして行われるため、美術館の数だけ活動のバリエーションがあるとも言えるでしょう。本研修に参加している美術館や学校にご協力いただき、「美術館を活用した鑑賞教育活動」を紹介する印刷物を2日目の昼休みに設置し、自由に持ち帰ることができるようにしました。

日程:
7月31日(火) 12:00~12:50
会場:
東京国立近代美術館 
目的:
学校と美術館のより良い連携のために、美術館での多様な鑑賞教育活動を紹介する。
方法:
学芸員は、与えられたテーブルに自館の教育活動がわかる資料(チラシやファイル)を用意して待つ。
その他の受講者は、興味のあるテーブルを自由に回りながら、資料を集めたり学芸員と話したりして、さまざまな事例を知る。

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受講者アンケート

受講者感想(抜粋)

小学校教諭

  • 実際に体験してみると、大人でも夢中になってしまうほど楽しいものでした。
  • 実際に参加してみて、楽しみながら絵に親しむことができた。
  • コーナーで分かりやすく説明してもらい、イメージを具体化することができた。実際に体験できたことがよかった。
  • アートカードの名探偵ゲームをさせて頂いたが、すぐにでも教室でできそうだと思った。
  • 活動紹介コーナーでは、様々な美術館の多様な取り組みを知ることができた。このコーナーでいただいた資料を今後の活動に活かして生きたい。
  • 充実していた。アートカードワークショップの前後で作品を(本物の対峙した時)見たときの感じがガラリとかわりびっくりした。

中学校教諭

  • 地方者にとっては、資料集め一つをとっても難しいことが多く、こういう機会は大変助かった。
  • アートカードの活用はやや小学校向きと感じた。
  • たくさん資料をもらったので、後でじっくり見て、市の美術部会の先生達に紹介してあげたいと思った。アートカードがおもしろかったので、生徒にゲームをさせてみたいと思った。
  • たくさんの資料をいただけてワクワクした。福井の美術館にもこんな資料が欲しいと思った。また、アートカードは気軽に楽しめてよいと思った。
  • 全部体験できなかったが、授業の活用に向けて考えることができた。アートカードも良かったので、今後使ってみたい。当日販売が無かったのが残念。
  • アートカードは、自分の県の美術館でも実施しているので参加しなくていいと思ったが、参加してみるとまた違ったゲームであったので良かった。 >

指導主事

  • アートカードを実際に体験できたことは良かった。活動紹介コーナーは、質問することができる美術館もあったが、聞きたいことが聞けない美術館もあったので、残念だった。
  • ワークショップ、紹介コーナーを開催するだけでなく、チラシを配ったり、参加を呼びかけたりするなど、スタッフの方々が積極的に声を掛けてくださる姿勢がすばらしいと感じた。
  • いろいろな地域の美術館等の取り組みについて、貴重な情報を得ることができた。アートカードは授業でも使えるので参考になった。

学芸員

  • 当館で作成しているポストカードですぐにでも実践できそうだと感じた。
  • アートカードでできることが面白かった。自館のオリジナルをつくれると楽しいし、ワークショップの幅も広がると感じた。
  • 印刷物開発のアイディアやノウハウを教えて欲しいと思った。また、可能であれば予算なども、教えて欲しい。
  • 地域、金銭的に美術館への来館が困難な学校との付き合い方の一例が分かった。アートカードや美術館の活動紹介も具体例が手に入りありがたい。ポテンシャルが上がった。