グループワーク
- 日程:
- 7月30日(月)
グループワーク 午前(10:00~12:00)、午後(13:00~15:00)
グループワークの成果発表 午後(15:15~16:15) - 会場:
- 国立西洋美術館 常設展示室
- グループ発表:
- GroupA~E=小学校教員+美術館学芸員+指導主事
進行・講評=寺島洋子
GroupF~J=中学校教員+美術館学芸員+指導主事
進行・講評=一條彰子
概要
グループワークの目的は、美術館で実作品を前にして受講者自らが鑑賞を体験し、それをもとに児童・生徒の鑑賞教育のあるべき姿について考えることです。この活動で重要なのは、立場や経験の異なる受講者が主体となって活動することから生まれる創造的な体験とコミュニケーションです。鑑賞の多様性を確認し、それらを共有することに意味があると考えます。
第1日目の午前と午後、合計4時間を使い、国立西洋美術館の常設展示室で10のグループに分かれて活動が行われました。各グループでの活動終了後、小学校教員を主体とする5グループと中学校教員を主体とする5グループに別れ、作品前でそれぞれのグループの活動を発表しました。
平成23年度から、研修が3日から2日に短縮されたことで、ワーク全体の時間数は少なくなりました。その一方で、鑑賞教育の豊かな実践経験を持つ参加者が多くなり、今年も短い時間で密度の濃い活動が繰り広げられました。また、各グループを担当するファシリテーターによる、オリジナリティあふれる進行もワークの充実に大きく貢献しました。
*グループワークの「活動内容」、「発表」は、ファシリテーターが執筆した。
*「受講者感想」は、研修最終日に回収したアンケートより抜粋した。
-
Group A
かんじんなこととかんじんなもの
マリオット・ディ・ナルド 《聖ステパノ伝》を表した祭壇画
-
Group B
子どもたちに問いが生まれることば
ジョルジョ・ヴァザーリ 《ゲッセマネの祈り》
-
Group C
「みるみるうちに絵と話す」体験
ダフィット・テニールス(子) 《聖アントニウスの誘惑》
-
Group D
「みる・きく・はなす」時間
ギュスターヴ・クールベ《罠にかかった狐》
-
Group E
異なる3つの鑑賞体験で授業方法を模索
アルベール・グレーズ《収穫物の脱穀》
-
Group F
想像力まで総動員させた有機的な鑑賞
ニコラ・ド・ラルジリエール《幼い貴族の肖像》
-
Group G
感動体験と楽しさを生徒に味わわせ鑑賞の指導を探求
クロード・モネ《睡蓮》
-
Group H
絵の前で話すことの、おもしろさ、豊かさ
ジャン=フランソワ・ミレー《春(ダフニスとクロエ)》
-
Group I
繋ぐがキーワード。デジタルカメラで彫刻鑑賞
オーギュスト・ロダン《接吻》
-
Group J
中学生にとっての鑑賞とは?
ヴィルヘルム・ハンマースホイ《ピアノを弾く妻イーダのいる室内》