アートカードワークショップ / 鑑賞教育の活動紹介

アートカードワークショップ

アートカードは美術作品の写真をカードにしたもので、近年、鑑賞教育教材としての利用が進んでいます。独立行政法人国立美術館では、2008年と2011年に「国立美術館アートカードセット」を制作し、学校への貸し出しや販売を行っています。研修2日目の昼休みには、このアートカードセットを使って、インターンによるワークショップを行いました。

日程:
7月30日(火) 12:00~12:50
会場:
国立新美術館 
目的:
代表的な3通りのゲームを紹介し、アートカードの活用方法を知る。
方法:
美術館インターンは、アートカードを用意して待つ。
その他の受講者は、アートカードを使ったゲームを通して、アートカードの活用事例を知る。

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鑑賞教育の活動紹介

美術館の教育普及活動は、その特徴を活かして行われるため、美術館の数だけ活動のバリエーションがあるとも言えるでしょう。本研修に参加している美術館や学校にご協力いただき、「美術館を活用した鑑賞教育活動」を紹介する印刷物を2日目の昼休みに設置し、自由に持ち帰ることができるようにしました。

日程:
7月30日(火) 12:00~12:50
会場:
国立新美術館 
目的:
学校と美術館のより良い連携のために、美術館での多様な鑑賞教育活動を紹介する。
方法:
学芸員は、与えられたテーブルに自館の教育活動がわかる資料(チラシやファイル)を用意して待つ。
その他の受講者は、興味のあるテーブルを自由に回りながら、資料を集めたり学芸員と話したりして、さまざまな事例を知る。

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受講者アンケート

受講者感想(抜粋)

小学校教諭

  • 初めてのアートカードワークショップを体験し楽しかった。活動紹介コーナーの本格的資料の数々!お土産にします!!
  • 楽しかった。小学生向け、とくに低学年向けがあるといいなと思った。
  • 全部やってみた。どのゲームも子どもの思考を刺激しておもしろい。あとどんなカードゲームがあるのか知りたい。
  • 全部体験しました。どれも楽しかったです!子どもたちとぜひやってみたいと思いました。
  • 実際やってみることで楽しさがわかりました。特に資料にこのゲームで「身に付けられる力」がしっかりと示されていることがすばらしいです。しっかり手段になっている。
  • 教室でもできてよい。そこから本物が見たい!につながると思う。

中学校教諭

  • 学校で生徒に実施したらどうなるだろうか、という視点でアートカードワークショップに参加しました。効果的な活用法を考えたいと思います。
  • 全国の美術館のいろいろな資料が手に入りうれしく思います。アートカードをこの場で販売していただけたらと思いました。
  • 子ども達のみならず我々にとっても美術館所蔵作品に気軽にふれることができ、それをゲーム感覚で学ぶことができるのは大変すばらしいと思いました。
  • どれもおもしろく、実際に子どもたちにさせたいと思った。カードの大きさもちょうどよい。
  • とても面白いと思いました。さっそく子ども達に実践したい気持ちになりました。また、自分の意見が伝えられるのが良いと思います。
  • 遊びを通して芸術作品にふれられることが面白かった。ぜひ自分でも購入し取り組んでみたい

指導主事

  • 鑑賞教育の入り口に使うツールとしてとても興味深く感じた。
  • 様々な鑑賞教育の活動紹介はお土産になりました。帰ってからゆっくり読んでみたいです。
  • 新しいルールのワークショップが1つくらいあるとよかった。
  • 実際にやってみるとその楽しさがよく分かりとてもよかったです。バリエーションをつけてやれそうなのでいろいろやりたいです。

学芸員

  • 楽しく遊べ、入り口には丁度良いと感じた。今まであまり関心がなかったが、見直すきっかけとなり良かった。
  • 数種、別の館のカードの紹介、体験ができると尚良いと思いました。
  • 一つの方法として参考になりました。子どもが実際につかっている様子も見てみたいです。
  • 他県の活動を一度に知ることができてよかった。
  • ワークシートなどは展覧会チラシと違って行かないともらえないことが多いので、色々な事例があって良かった。
  • 活動紹介では資料を持ってこられた方お話する時間がもう少しあればよいと思いました。
  • アートカードを用いて複数のワークショップを行うことができることを知ることができた。解説書の他、実際の進め方について説明してくれる方がいてくださったおかげで活用のポイントがよく分かった。