講演
「見つめること、感じ取ること
- 子どもたちが自分の中に新しい価値をつくりだす創造活動 -」
- 講師:
- 東良雅人
(文部科学省初等中等教育局教育課程課 教科調査官(併)国立教育政策研究所 教育課程研究センター研究開発部教育課程調査官)
- 日時:
- 7月29日、9時50分~10時40分
- 場所:
- 東京国立近代美術館
- 講師略歴:
- 昭和62年に京都市立の公立中学校の美術科教諭として赴任。
その後、京都市の公立小学校図画工作の専科を担当。
平成14年から平成23年3月まで京都市の教育委員会で指導主事を務める。
平成23年4月より現職。
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「知識創造社会の美術鑑賞教育のあり方」
- 講師:
- 上野行一
(帝京科学大学こども学科教授)
- 日時:
- 7月30日、15時15分~16時05分
- 場所:
- 国立新美術館
- 講師略歴:
- 大阪教育大学大学院修了。 公立学校教諭、高知大学教育学部教授を経て、2010 年より現職。『私の中の自由な美術』(光村図書、2011年)等著書多数、NHK番組委員として、高校講座「美術」を監修。
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受講者アンケート(講演)
受講者感想(抜粋)
小学校教諭
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- 理論づけ、行っていることの意義、教育上どのような視点で鑑賞教育をするか考えさせられました。
- 新しい考えを提示していただいたり、歴史や展望を学ぶことができた。
- 内容が濃くてとても刺激になりました。メモしきれなかったので資料があるとうれしいと思いました。
- 対話による鑑賞の必要性、有効性の理解を深めることができた。今後の鑑賞教育の礎にしていきたいと思った。
- 両講演とも今最先端の鑑賞に関わる内容であった。加えて鑑賞から広く教育や社会についてまで考えさせられるものであり良かった。
- 鑑賞教育の目指すところがよくわかった。評価のためだけでなく、ねらいの達成、学力を身に付けさせるために実践を重ねていきたい。
- 東良先生の熱い思いが伝わってきました。ぜひ次回は表現についても聞いてみたくなりました。上野先生のお話で視野がグッと広がりました。
中学校教諭
- 上野先生の講演、もっとゆっくり、じっくり聴きたかったです。東良先生の講演、大変わかりやすかったです。
- 大変わかりやすくて深くしかも緊急必要性のある講演内容でした。今回上野先生の講演が聞けてよかったと思います。早くフルサイズ90分での講演がききたいです。
- 東良先生のお話がとても分かりやすく大変参考になりました。上野先生のお話はちょっと難しかったのですが、鑑賞の大切さを理論的によく分かりました。
- 昔から対話による鑑賞の大切さが書かれている。また実践があったことは驚きでした。そしてこれから求められる学力の全てがこの活動に入っているような気がします。
- 「ものづくり」→「ことづくり」へとシフトしていることを知るだけでも教科美術の大切さを感じ入ります。現在の実情や流れに合わせながら、生徒も楽しくつけるべき力をつけさせなければと思いました。
- 鑑賞がメインの研修というのはなかなかないが、今回の研修では非常に勉強になった。手法→手順と→分析の仕方→歴史、どの内容も参考になりました。
- 21世紀型の学力、参考になりました。ホームページで勉強してみます。(上野先生)鑑賞の本質を感じました。(東良先生)
指導主事
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- 内容的には非常に満足であったが、時間をかけてじっくり聴くことができなかったのが残念に思う。
- 学びの浅い私にとっても、お二人とも非常に分かりやすい。基本的な考え方と発展的な考え方を学べました。
- 鑑賞教育は島根でも少しずつ充実していると思います。両先生の講演を聞き目指す子ども姿がよりはっきりしました。ありがとうございました。上野先生の話は資料がほしかったです。
- 鑑賞教育の意義がわかった。必要性、有効性が感じとることができた。
学芸員
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- 今までバラバラに入れていた情報や知識が筋道をたてて整理されたので良かったです。
- 短い時間に知っている(本を読んで)内容があっても、直接聞けるのは自分の身になった気がする。
- 普段行っている鑑賞の学習の本来的な意味を教えていただき、自分が行っていることを改めて検証するきっかけとなった。
- 面白かった一方でぜひ学校の先生方にこそ聞いてほしいと思った。(ということは私がこのような内容を県で伝えられるようになるべきなのだろうか?とも思いますが学芸畑の人間としてはきついなと思いつつ、でも必要なことだなとも思いむずむずしました。)
- 子ども達が自ら感性をはたらかせるように活動していく重要性や、鑑賞教育の有効性を学ぶことができよかった。