平成30年度に本研修に参加させていただき、令和2年度には15周年記念シンポジウムで実践事例発表の機会をいただきました。これまで貴重な機会をいただいたからこそ、少しでも現場の実践のお役に立てればと思い、精一杯、ファシリテーターを努めさせていただきました。初めてのグループ担当で至らない点が多かったと思いますがご容赦願えたらと存じます。グループワークでは、受講者の皆様が非常に熱心に課題に取り組んでいただいたこともあり、充実した時間になったと実感しております。今後、ご一緒したグループの皆さんと充実した美術館連携授業を実践していくのが楽しみです。この度は、受講者の皆様を始め、ファシリテーター補助者、スタッフ、インターン等の皆様にたくさんお世話になりました。貴重な学びの機会をいただいたこと感謝申し上げます。(中根 誠一)
キリストの受難というテーマ展示は、受講者には親しみがなく、ワーク開始前には不安な様子も見られました。 しかし、作品との対話を通して不安の要因となる謎の所在を明確化し、謎に対して自ら探求する行程を経ることで、作品への興味を広げ、主体的に作品に向き合う体験をしました。 先入観に振り回されず、自らの経験から知識を得、見方を更新する面白さは、宗教画に限らずすべての作品鑑賞で生かされると思います。 日頃から鑑賞活動に熱心に取り組まれている皆さんの意欲的な姿勢が研修を豊かにして下さいました。感謝いたします。(渡邉 美香)