国立美術館では、平成18年度から、教育関係者を対象とした鑑賞教育のための研修を実施しています。これまでに学校の教員や美術館の教育普及事業の実践にあたる人材の育成と、地域における学校と美術館の連携を目的とし、全国から教員、指導主事、学芸員が参加してきました。

今年度は東京での開催です。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、オンラインでのシンポジウム、研修が続いていましたが、3年ぶりに美術館での研修を開催することができました。

国立西洋美術館のコレクションを活用した対話的な鑑賞活動、国立新美術館での小グループに分かれてのテーブルトークなど、感染防止対策を万全にとりながらでしたが、作品を直に体験すること、そして対面で会話を交わす歓びと充実感に満ちた2日間でした。

美術館での研修には54名が参加し、4名が新型コロナウイルスの急激な感染拡大の影響で研修終了後にビデオ講習を受講しました。


令和4年度 研修概要

1. 目 的
子どもたちの健やかな成長のためには、幼い頃から芸術・文化に触れることが重要であり、鑑賞教育は重要な教育活動とされています。このような鑑賞教育の重要性を踏まえ、全国の小・中・高等学校等の教員と美術館の学芸員などが一堂に会してグループ討議等を行なうことにより、美術館を活用した鑑賞教育の充実及び学校と美術館の一層の連携を図ります。
2. 主 催
独立行政法人国立美術館
3. 共 催
文化庁
4. 期 間
令和4年8月1日(月) ~ 8月2日(火)
5. 会 場
国立西洋美術館、国立新美術館
6. 対 象
(1)小・中・高等学校・特別支援学校等の教員、(2)美術館学芸員、(3)指導主事
7. 募集人員
60名

※本研修の受講希望者は所管の各都道府県・政令指定都市の教育委員会等により推薦を受ける必要があり、各教育委員会等に募集の取りまとめをお願いしています。


指導者研修日程表と受講者の内訳

8月1日(月)
国立西洋美術館
9:00 受 付
9:30 開講式
9:50
[50分]
講演1
平田 朝一(文化庁参事官(芸術文化担当)付教科調査官/文部科学省初等中等教育局 教科調査官/国立教育政策研究所教育課程研究センター 教育課程調査官)
10:40 移動・休憩
10:50
[100分]
グループワーク
12:30
[80分]
昼 食
(常設展・自由観覧)
13:50
[150分]
グループワーク
16:20
[15分]
移動・休憩
16:35
[55分]
グループワークの成果発表・講評
17:30 終 了
8月2日(火)
国立新美術館
9:40 受 付
10:00

[120分]
事例紹介
山口 百合子(長崎県美術館 エデュケーター)
杉坂 洋嗣(東京学芸大学附属竹早中学校 教諭)
千葉 裕輔(東京都立田園調布特別支援学校 教諭)
12:00 昼 食
12:50
[60分]
講演2
神野 真吾(千葉大学教育学部 准教授)
13:50 移動・休憩
14:10
[110分]
テーブルトーク
16:00 移動・休憩
16:20
16:30
閉講式
終 了

令和4年度 職種別研修者数

区分 修了者数 受講決定者数
教諭 36名 38名
学芸員 14名 17名
指導主事 4名 5名
全体 54名 60名

※ ビデオ講習 修了者数 4名(外数)