アンケート集計

良くなった

小学校教諭

  • 鑑賞教育の考え方や、裾のが広がったようの感じています。(奈良県)
  • 意識的に取り組むようになった。(神奈川県)
  • 美術館の協力があり、子どもだけでなく教諭も鑑賞教育をたくさん受けることができる。(新潟県)
  • 美術館見学(福岡県)
  • 市内で近くの美術館を活用した鑑賞学習プログラムを立ち上げた。  遠足等で美術館を利用する機会が増えた。(徳島県)
  • デジタル教材の普及などで,実際の作品や複製画を用いなくても大きな画面に映し出して鑑賞することが可能になった。(茨城県)
  • いろいろな研究発表で鑑賞の授業はレベルが高くなって、この研修で明らかに広まっているから。(愛知県)
  • 小学校国語科の教科書に美術鑑賞の教材が入ってきたことである種のうねりが起き始めていると思う。(鹿児島県)
  • 教具の充実(香川県)
  • 市のさし回しバスが出たり、博物館(兼美術館)でも、児童向けプログラムが作られるようになったので。(青森県)
  • 以前よりも鑑賞教育に関心を持つ教員が増えたと感じる。(宮崎県)
  • 教育雑誌などを読むと、いろんな考えに触れることができるから。(神奈川県)
  • 美術館に行った際のギャラリートークやその後の児童の作品制作までの流れが教職員の中でも共通理解が以前より円滑になっていると思うため。(神奈川県)
  • 美術館の出前授業など、積極的な取り組みがおこなわれているので。(兵庫県)
  • 鑑賞の大切さを語る教員が増えた。(大阪府)
  • 小学校の授業で鑑賞を行うようになった。(静岡県)
  • 10年前は教員ではないため、比べられないのですが、他の先生方の話から、美術館を活用した授業が増えていることや、対話型ギャラリートークについての知識が深まってきた聞いています。(東京都)
  • 文科省も前向きに取り組んでくれていると感じる。(愛知県)
  • アートカードなどの教材ができているから。(大阪府)
  • 作品鑑賞をする場が増えてきたから。(宮崎県)
  • 鑑賞の時間(機会)を意識している教員が増えている。(新潟県)
  • 上野先生などたくさんの先生方の著作や実践とふれる機会があり、鑑賞教育についての理解が深まっていると感じるため。(滋賀県)
  • 研修が多くなった。(京都府)
  • 美術館の求めているもの、作家が求めているもの、教育現場が求めているものがそれぞれ分かり、協力できるようになった。(兵庫県)
  • まわりを見ると,高学年では確実に鑑賞の授業を行っている。以前は違った。鑑賞の教材も身近になった。(大阪府)

中学校教諭

  • 地方の美術館や博物館などを研修旅行等で利用しやすくなった。独自のプログラムはまだまだであるが。(北海道)
  • 自分の授業の中で、たとえ短い時間であっても鑑賞に関する内容に触れる意識が持てるようになった。(兵庫県)
  • 対話型鑑賞など、新しい試みがなされ活発になった。(徳島県)
  • 学校側はあまり変わらない感じであるが、美術館側からの働きかけが強くなっている。また、県の教職員研修プログラムにも、美術館と連携して鑑賞を行う内容が盛り込まれるようになった。(長野県)
  • 県内の美術館から出前や現地での鑑賞教育の募集があった。(香川県)
  • 教科書に鑑賞のページが増え、学習のポイントなども多く記載されるようになってきた。(滋賀県)
  • 学校,学芸員等の間の連携がよくなった(徳島県)
  • 知識の詰め込みだけでなく、1人1人の感性を大切にし、伸ばす学習活動になってきている。(岩手県)
  • 勤務校が変わり、交通手段として町のバスなどが利用しやくなり、実際に美術館への鑑賞がしやすくなった。(鳥取県)
  • 浜松市内のどの美術館も教育普及に力を入れている(静岡県)
  • 鑑賞の学習が注目され、実践紹介が多くなった(北海道)
  • 知識を教え込むのみの鑑賞が主流だったと思うが、生徒が主体的に取り組む鑑賞が主流になってきたと思う。(香川県)
  • 自分自身が中学生だった時代と比べると、能動的な鑑賞教育活動になっているため。(高知県)
  • 周囲の理解者が増えた。興味を持つ同僚もたくさんいる。(大分県)
  • 少なくとも、自分が鑑賞に対する意識が変わった。(沖縄県)
  • どの教員も授業で取り組むべきものだと思うようになった。(神奈川県)
  • 美術館で教員対象の鑑賞の観点を学べる講習会がある。生徒が美術館で働く人の裏
  • の仕事を見学できる。(石川県)
  • 表現活動が中心で鑑賞は脇役だった感覚は、今は少なくなってきていると思います。また、図工美術の枠を超えて、他教科や他領域で鑑賞が生かされる機会が出てきて大きく変化していると思うことがあります。(愛知県)
  • 教科書が鑑賞授業を意識し大判の図版を掲載した。美術館が子ども向けプログラムを充実させ、夏休みの課題などにとり組ませる、家庭の協力も得られるようになった。(神奈川県)
  • いずれの美術館も教育普及が充実してきていると感じます。(千葉県)
  • 生徒たちの見る視点が,言語活動の充実に関連され発表の質が上がっている。(宮城県)
  • 美術館と協力して鑑賞教育ができるようになった。(本物を学校に持ってきて下さったり、美術館で学校鑑賞会を開いて下さったり)(福井県)
  • 美術館によるアートカードや事例集等を通じて、鑑賞教育に対する教員の意識が向上してきた(群馬県)
  • 美術館の活動や鑑賞教育へのコンセプトがよく見えるようになり、相談しやすくなりました。(神奈川県)
  • 美術が自己表現で終わるのではなく、鑑賞教育によって、おもいやり、公共心等を育むものとして重要視された(神奈川県)
  • 実践情報がネットなどで豊富に吸収でできるようになり,自校での鑑賞教育の計画や実践がやりやすくなった。(秋田県)
  • 近隣の美術館がいろいろな企画を行っている。(福島県)
  • 格段によくなったと感じている。(宮城県)
  • 以前は美術=制作だったが、鑑賞の授業が様々な場面でとりあげられるようになった。(群馬県)
  • さまざまな鑑賞活動が行われ、学校教育の中にも鑑賞教育が積極的に取り入れられるようになった。(島根県)

学芸員

  • 多くの美術館が鑑賞教育に取り組むようになったと思う(福岡県)
  • 鑑賞教育に対する学校の先生方の理解が深まり、少しずつではあるが、美術館における活動も認識され、利用されるようになった。(栃木県)
  • 美術鑑賞教室が定着してきている。(福岡県)
  • 少なくとも当館ではここ数年でかなり、学校との連携が進んだといえる(神奈川県)
  • 「鑑賞教育」という言葉が浸透しつつあるという点では良くなったと思うが、実践は不充分と感じる(群馬県)
  • よりレベルの高い生涯学習に対する必要性と多様性を実感します(大阪府)
  • 鑑賞教育への理解は確実に広がっていると感じる。が、まだ不十分とも認識している(神奈川県)
  • 学習指導要領美術科・図画工作に、「鑑賞」が明確に位置づけられることによって、「鑑賞」を理解し実践する教師も増加している。さまざまな日本を取り巻く危機的状況もあり、より生き抜く力が求められ、鑑賞を通して感性を働かせ豊かな情操を培うことが必要となってきている。(静岡県)
  • 展覧会の団体観覧や鑑賞ワークショップなど、美術館を活用する教育機関が増加している。(福島県)
  • 大山崎町と長岡京市の理解を得て、教育普及事業を活発に行えるようになったから(京都府)
  • 団塊世代が大量に退職したおかげで理解力のない教員の数が減り、新しいことに取り組める若い教員が増えた(和歌山県)
  • 好意的に協力してくださる。(長崎県)
  • 指導要領に鑑賞授業が謳われたので必修となったのは良かったが、年々形式的になっている(長野県)
  • 皆無の状態から意識の芽生えを感じるまでに進歩したから。(東京都)
  • 実技以外の面でも美術館を活用しようという機運が学校側にみられるようになった。(富山県)
  • 価値をおしつけることなく、ゆるやかにしなやかに、やわらかく鑑賞できるようになったように感じる。(宮崎県)
  • 少なくとも自分が所属している美術館への連携授業の依頼は増加傾向にあるため。(静岡県)
  • 鑑賞教育事業がマスコミ報道で時々取り上げられ、一般への理解がかつてよりは進んだように思えるため。(愛知県)
  • ⑰の質問に対して回答したような状況はあるものの、アーティストを学校に呼び、作品鑑賞と制作を行ったり、教員自身がファシリテーターとなって鑑賞授業を行ったりする
  • 授業を、積極的に取り入れようとする学校が増えている。(鳥取県)
  • 学校が美術館を学びの場として活用できることを認識するようになった。(千葉県)
  • 一方的な解説だけではなく、見る側の声も取り入れるようになった。(秋田県)
  • 少なくとも「鑑賞教育」という言葉が通用するようになってきた。(長野県)
  • 美術館、博物館内での教育普及や鑑賞の手引きなどが充実してきた。(東京都)
  • スタッフの意識変化が大きいと思う。これまでは「おまけ」のようなポジションだったのが、必要と思う学芸員が増えたと感じる。(京都府)
  • 多くの美術館で行われるようになり、一般的に美術館を活用するという意識は高まっていると思う(兵庫県)
  • 市内小学校4年生が,全員美術館に来館して鑑賞するという事業が始まった。いろいろ課題はあるが,一歩前進だと思う。(広島県)
  • 厳密には判らないが、この数年間でも、教育普及を重視した美術館が増えて来ていると感じる。(山梨県)
  • 現職場に5年しかいないため、何とも言えませんが、先生方の意識が鑑賞へ向いてきているように感じています。(長野県)
  • 学校側の意識が少しずつ変わった気がする(京都府)

指導主事

  • 近代美術館,大塚美術館において,いろいろな鑑賞を実施しているので,利用している学校が増えた。(徳島県)
  • ギャラリートークなどが普通に行われるようになったと思います。(埼玉県)
  • 学校の中でも言語活動について理解が広がっている。学校と美術館との連携が進んでいる。少しずつ関係ができてきているので,学校の教員と学芸員の方が本音で話し合える 場があれば互いの理解が進むのではないかと思っている。(岡山県)
  • 指導要領の共通事項が明記され、鑑賞力を問われることが重要視されだしたから。(山口県)
  • 研修会等で鑑賞をテーマにした授業研究が増えた。(沖縄県)
  • 学習指導要領上の位置づけが大きく影響している。またアートがメディア等の取り上げられる率が増えたように感じる。(神奈川県)
  • 県内での研修会を通じて、美術館と連携する学校が増えた。(愛媛県)
  • 10年前は学校において「鑑賞ってどうするの?」という教員が多かった。しかし現在は、独立した鑑賞や表現との関連を考えた様々な実践が行われている。(大阪府)
  • 能動的な鑑賞教育の実践が広まった(岐阜県)

その他

  • ギャラリートークやワークショップが一般的になり、学習活動として抵抗感なく導入できるようになった(千葉県)
  • 学芸員さんの説明がとてもわかりやすく理解しやすい。(香川県)
  • 美術館の取組が活発になったように感じる(福岡県)
  • 多くの美術館で児童生徒が興味関心を持って鑑賞できるよう工夫が施されている。(神奈川県)
  • 美術館が積極的になった。(岡山県)
  • ただし一部のみ。熱心な活動者が力を振るえる場が増えている。(香川県)
  • 美術館から学校へのアプローチが多くなったから(山口県)
  • 研修が行われるようになり、スキルアップにつながっている。(石川県)
  • 子どもたちが美術館で作品と対話していることを「よいこと」ととらえている大人が増えてきた。(まだ美術館は大人だけが静かに時間を過ごすもの。子供の声は邪魔だというお叱りをいただくことは時々ある。)(山梨県)
  • ICTの登場・普及によって、新たな鑑賞教育教材を開発できる可能性が広がった。(長崎県)
  • 静岡市では、静岡市立美術館設立の意味が大きい。駅前にあり、企画も若い人にも興味ある仕立てで、良く利用できる環境が整ったため。(静岡県)
  • アメリカの事例などに関して情報が得られるようになり、国内でも実践的な工夫が見られるようになってきたため。(東京都)
  • パソコンやタブレット、カラー印刷の普及により鑑賞しやすくなった。(広島県)

変わらない

小学校教諭

  • 個人的、担当した学年・学級に置いては、美術館との交流や授業実践を積めてきたと自負しているが、学校全体、地域に目を向けるとまだまだ課題は大きいと感じている。(静岡県)
  • 美術館との連携が取りやすくなった。(香川県)
  • 鑑賞教育の必要性は広く理解されたと思うが、予算の削減などで学校では活動が組みにくくなり、美術館では作品の借用がままならなくなっているから。(滋賀県)
  • 小学校では授業時間の確保が難しく、鑑賞に対して消極的な先生もいらっしゃるため。(10年前は中学校勤務でした)(群馬県)

中学校教諭

  • 授業時数の減少から結果的に良い取り組みができているとは言えない(奈良県)
  • 何かが明確に変わったとは感じられない。(岡山県)
  • 一般レベルでの浸透に至っていないと感じている。(富山県)
  • 教師の個人的な努力にかなり頼らざるをえない 予算の問題が大きい(富山県)
  • 作品の鑑賞の仕方が、生徒の思いを大切にしたものとなっている。(大分県)
  • 鑑賞教育は、学芸員や教師の視点から考えられ、子どもの立場や視点からはまだまだ考えられていない。(愛知県)

学芸員

  • 公立と民間の垣根がたかい。(宮城県)
  • 上記のように「鑑賞教育」とは何かがとくに学校に浸透しておらず、非常に限られた人だけが取り組んでいるように見えるため。(福岡県)
  • 以前よりは良くなったのかもしれないが、根源的なところでは理想と現実にギャップが生じている。具体的には学校側では美術・鑑賞の時間が充分に確保されていない。また、受け皿である美術館側ではスタッフの不足などが課題である。(東京都)
  • 理解は深まっているように思うが、市の予算が厳しくなったことで、美術館の活用が難しくなっている。(福岡県)
  • 学校出前講座などを行っているが、関心のある先生方とそうでない先生方の差が大きいと感じる。(石川県)
  • 学校との連携でいえば、積極的な先生と消極的な先生のギャップは大きいと感じる。(新潟県)
  • 努力によって変わらず継続している(愛知県)
  • 学校関係の来館数に大きな変化が見られない。(宮城県)
  • 学校の忙しさと美術館の予算の減少によりその余裕がなくなっている。また、来館される学校が固定化しつつあり、来る学校来ない学校がはっきりして来ている(栃木県)

指導主事

  • 美術館との連携について計画を立て実践しても、その後の管理職、担当の意識の違いにより、学力向上の波に押されてしまう。(栃木県)

その他

  • 美術館の鑑賞教育推進活動はさかんになってきていると思うが、現場では学力向上のための対策に力を注いでいる。図工教育は表現活動に重きを置き、鑑賞教育にかける時間は増えていないと感じる。(静岡県)
  • 地域差があるのが否めないから(愛媛県)
  • 長野県内を14年間教諭として各地域転勤してきましたが、図工美術を後回しに軽んじる学校は、必ず学校崩壊することだけは確実なのだと痛感してきました。(長野県)

悪くなった

小学校教諭

  • アメリア・アレナスの対話型鑑賞が話題になったときには,誰もがとりあえず鑑賞をやってみようという気もちになったものですが,今は逆に落ちついてしまって,専門の教師以外はなかなか鑑賞の授業をしていないという現状です。(長野県)

学芸員

  • 地域的なものではありますが、授業時間における美術の減少などもあり、以前は学校単位で美術館鑑賞などが市内全校で実施されていたが、行われなくなってしまった。行政的に環境が整わない。(岐阜県)
  • 鑑賞教育の内容に関しては研修等を通して充実はしているが、美術館としては予算削減のあおりによる普及活動の精選や、作品収集ができず展示内容のマンネリ化など、あまり状況は良くないと思われる。(宮崎県)

中学校教諭

  • 教員の減少(山形県)

指導主事

  • 本研修や美術館での鑑賞学習等、様々な取組が行われたり、体制が整えられたりしている。(三重県)

その他

  • 学力向上という名目のもと、どうしても、美術館などへの校外学習が難しい。(富山県)