
国立アートリサーチセンター(NCAR)では、ミュージアムで働く職員や関係者がアクセシビリティについて学ぶ研修を開催します。あらゆる人が安心してミュージアムを利用でき、文化的な愉しみにアクセスできる機会を充実させることを目的としています。
アクセシビリティを進めるうえで重要なキーワードである「合理的配慮」と「情報保障」を軸に、学びを深められる内容となっています。また、全国どこからでも参加できるオンラインのシステムにより横断的なコミュニケーションを促し、この分野の知見の交流を活性化させることも目指しています。
今後のミュージアム運営において求められるアクセシビリティ・社会包摂の取り組みを始めるための、基礎的な知識を得ることができるスタートアップの研修です。
応募要件
対象
・ミュージアム(美術館・博物館等)*の運営主体
受講者は以下の方を対象とします。
・館長、副館長、課長等の経営監督者、管理職
・自治体等の行政系職員
・管理、総務等の事務系職員
・学芸員、司書等の専門職系職員
※ミュージアムの運営主体と、委託・連携等をしている団体(例:受付看視、レストラン・ショップ等の運営事業者や市民団体等)も受講対象に含めることはできます。ただし、委託・連携している団体からの応募は原則不可となります。
*対象となるミュージアムとは、博物館法に基づく博物館全般を指します。考古・歴史・民俗・文学などの人文科学系博物館、自然史・理工学などの自然科学系博物館や、水族館、動植物園のほか、資料館や記念館なども含みます。
定員
各団体において100名以内(応相談)
※第1期、2期、3期の各募集期間内において、申し込み団体が多数の場合は抽選となります。
費用
参加費無料
※「対面ワークショップ」を申し込む場合は、講師の旅費の負担と会場の確保が必要です。
研修内容
「eラーニング」プラン
オンラインで受講可能な学習管理システム(LMS)に団体として登録し、受講します。
全受講者が研修動画を視聴し、担当者からの報告をもって受講完了となります。
[2025年9月22日(月)更新]
※オンライン学習管理システムは、Mogic株式会社が提供する外部サービス「LearnO(ラーノ)」を利用します。NCARで団体の職員をユーザー登録した上で、システムに個別でログインしてeラーニングを受講します。団体内のセキュリティ規定などをご確認の上、お申し込みください。
・「LearnO」公式ウェブサイトは、以下のリンクをクリックしてください。
https://learno.jp/
・「LearnO」セキュリティへの取り組みについては、以下のリンクをクリックしてください。
https://learno.jp/security/
基本内容
・館長含む運営監督者層コース:動画1本
・職員スタッフ等コース:動画3本
・NCARが発行・刊行している教材を無料配布(郵送の場合は送料を負担いただきます)
<視聴できる動画の出演者情報>
[2025年11月5日更新]
「館長含む運営監督者層コース」
・田中 正之氏(国立西洋美術館 館長)
・蔵屋 美香氏(横浜美術館 館長)
・尾﨑 信一郎氏(鳥取県立美術館 館長)
「職員スタッフ等コース」
・小島 佳氏(東京国立博物館 広報室室長補佐)
・中川 佳洋氏(水戸芸術館現代美術センター 教育プログラム担当)
・伊藤 芳浩氏(NPO法人インフォメーションギャップバスター 理事長)
・髙橋 梨佳氏(NPO法人エイブル・アート・ジャパン「みんなでミュージアム」事務局)
・鈴木 智香子(国立アートリサーチセンター ラーニンググループ研究員)
「eラーニング+対面ワークショップ」プラン
「eラーニング」プランの受講に加えて、アクセシビリティ・社会包摂の考え方を事業運営に活かすために組織内で議論を深めたい団体へNCARより講師を派遣します。ワークショップ型の対面研修(所要時間は最大4時間)を受けることができます。
| 定員 | 10件(申し込み多数の場合は抽選) |
|---|---|
| 申し込みの条件 | ・「eラーニング」プランの受講に加えて、課題動画1本を研修参加者が見終えていること ・研修の参加人数が20?50名集まること(複数館での合同開催も可能) ・実施会場の確保ができること(費用がかかる場合は申込者負担) |
| 費用 | 講師の旅費(独立行政法人国立美術館の規定に基づく交通費、宿泊費) |
さらに学びを深めたい方のために
本研修に登録している団体に属する個人が、任意に受講できるプログラムです。
1. オンライン交流会
他団体の受講者と学び合うことができる場です。各受講期間に同じ内容で2回開催します。「eラーニング」プラン受講開始後に申し込みの案内が届き、希望者が参加できます。
<オンライン交流会の日程>
※全ての回に手話通訳と日本語字幕がつきます
※全て同じ内容です
| 第1期 | 2025年11月20日(木) 16:00~17:00/11月21日(金) 18:00~19:00 |
|---|---|
| 第2期 | 2025年12月18日(木) 16:00~17:00/12月19日(金) 18:00~19:00 |
| 第3期 | 2026年1月22日(木) 16:00~17:00/1月23日(金) 18:00~19:00 |
2. ふかふかTV修了証*
令和6年度にNCARが制作した「ミュージアム・アクセシビリティ講座 ふかふかTV」の講座番組を視聴の上、修了要件を満たすと修了証が発行されます。
修了証発行の要件:
・「eラーニング」プランの動画を全て視聴する
・「ミュージアム・アクセシビリティ講座 ふかふかTV」の講座番組を全て視聴する
・全てのふりかえり回答を提出する(登録された受講期間内に完了すること)
*本修了証は研修を受講したことを証明するものであり、法的な能力を証明するものではありません。個人の学びの成果としてご活用ください。
申し込み方法
組織全体での団体受講を推奨しております。第1期、2期、3期の募集期間内において、各団体の研修等の担当者が複数の部署から人数を取りまとめて、申し込みフォームよりお申し込みください。取りまとめの担当者は、ミュージアムの運営主体に属することが条件となります。
[2025年11月5日更新]
【申し込み締切:2025年11月16日(日)23:59 JST】
※受付終了しました
受講にあたって、お問い合わせいただいたご質問と回答をまとめました。
テキストデータを以下のリンクよりダウンロードできます。ダウンロードリンクは2つに分かれています。
「eラーニング」プランに関するQ&A
「eラーニング+対面ワークショップ」プランに関するQ&A
お申し込みにあたって、以下の情報をご確認ください。現段階の予定で構いません。
・団体内の受講予定の合計人数
・「eラーニング」プランの受講予定者の所属や内訳人数(「館長含む運営監督者層コース」、「職員スタッフ等コース」には、各1名以上の受講が必須となります)
・「対面ワークショップ」への申込みの有無(申し込む場合は、希望時期等の情報が必要です)
募集期間・受講期間
3期に分けて、募集・開催します。
第3期も、「対面ワークショップ」の申し込みを受け付けます。
| 募集 | 受講開始 | 終了 | |
|---|---|---|---|
| 第1期 | 2025年9月1日(月) ~9月21日(日) | 2025年10月10日(金) | 2025年11月28日(金) |
| 第2期 | 2025年10月1日(水) ~10月13日(月祝) | 2025年11月4日(火) | 2025年12月26日(金) |
| 第3期 | 2025年11月5日(水) ~11月16日(日) | 2025年12月1日(月) | 2026年1月30日(金) |
受講の流れ
「eラーニング」プランのみに申し込んだ団体
1) 担当者が各募集期間内に申し込み
2) 事務局より決定通知
3) オンライン学習システムへの登録:受講予定者の氏名と部署名、メールアドレスを事務局に提出
4) 登録完了後、受講者は対象別の動画を視聴する
・館長等運営監督者層:1本
・職員、スタッフ等:3本
5) 全員が振り返りの回答を記入の上、理解度をチェック
6) 担当者が実施報告ならびにアンケートに回答の上、受講完了
「eラーニング+対面ワークショップ」プランを申し込んだ団体
1) 担当者が各募集期間内に申し込み
以下の情報が必要です。
・対面ワークショップに参加予定の人数
・実施希望時期
・実施予定場所
2) 事務局より決定通知
対面ワークショップの実施時期について調整する場合があります。
3) オンライン学習システムへの登録:受講予定者の氏名と部署名、メールアドレスを事務局に提出
4) 登録完了後、受講者は対象別の動画を視聴する
・館長等運営監督者層:1本
・職員・スタッフ等:3本
5) 全員がふりかえり回答を記入の上、理解度をチェック
6) 対面ワークショップの参加予定者が、課題動画1本を視聴する
7) 対面ワークショップを実施
8) 担当者が実施報告ならびにアンケートに回答の上、受講完了
研修チラシ
A4チラシのPDFは、以下のリンクボタンよりダウンロードできます。
シンボルマークについて
![]() | ふかふかなミュージアムって?シンボルマークの「ふかふか」には、さまざまな意味を込めています。 ・柔軟な対応を目指して「ふかふか」なマインドを育てよう イラストレーション:西 淑 デザイン:樽見 星爾 |
問い合わせ・クレジット
問い合わせ
担当:NCARラーニング「アクセシビリティ研修」
メールアドレス:fukafukatv.ncar@artmuseums.go.jp
クレジット
主催:文化庁、独立行政法人国立美術館
企画・制作:独立行政法人国立美術館 国立アートリサーチセンター
稲庭 彩和子、鈴木 智香子、米満 香菜、伊東 俊祐、森内 康博、渡邉 摩貴

